理想のライフスタイルを古き時代から今に受け継ぐ
現代にも続くドイツの自然療法
ドイツの静かな田舎町「バード・ヴェリスホーフェン」には、100年以上も前から水とハーブをベースとした自然療法が伝え続けられています。
この自然療法は、1821年ドイツに生まれたセバスチャン・クナイプ神父が確立したものです。貧しい家庭に生まれ育ち、聖職者になるための勉強に没頭していたクナイプ神父は、25歳という若さで肺結核を患いました。当時の肺結核は現在とは違い、不治の病と言われるものでした。そこで、クナイプ神父が実践したのが水で自己治療をするという方法だったのです。
水の力を信じ、「水療法」で肺結核を完治させたクナイプ神父は、神父として任命された後も治療家として多くの人々を助けました。1894年、ローマカトリック教会の法王レオ13世が人々の治療に尽力するクナイプ神父の努力を奨励したという記録も残っています。
その後、クナイプ神父は水療法の研究を重ね、水とハーブをベースにした自然療法(クナイプ療法)を確立していきました。現在ではバスソルトやバスオイルとして商品化され、日本はもちろん、世界各国で多くの人々に使われています。

自然療法の街、バード・ウェリスホーフェンバード・ヴェリスホーフェンの近くには、ウォルト・ディズニーのシンデレラ城のモデルになったといわれるノイシュヴァンシュタイン城(白鳥城)もあり、観光にも適した場所のようです。 クナイプ神父が、バード・ヴェリスホーフェンで人々に治療を施したことから、現在でも街のいたるところに自然療法に関連したさまざまな施設が設けられています。また、バスソルトで知られる『クナイプ』の商品として、日本ではみかけないハーブティーやフレーバーウォーター、医薬品などの商品も売られています。 そんなバード・ヴェリスホーフェンは、街全体で自然療法を体感できるような静かでのんびりした街並みで、治療と観光を兼ねて世界各国から多くの人々が訪れます。自然療法を施してもらえるクナイプ治療院も、まるでホテルのような作りで、長期滞在する人も少なくありません。 また治療院だけでなく、一般のホテルでも自然療法が行われています。ホテルでは、水療法はもちろん、朝目覚めたベッドの上で、薬効を目的としたヘイパッドという療法を施してくれるなど治療院さながらといった様子です。 また、街のいたるところに、足浴を行える場所やハーブ園などもあり、のんびりと散歩をするだけでも、心身をリラックスさせることができそうな街なのです。

ホリスティックアプローチと自然療法の5本柱「自然治癒力」に注目していたクナイプ神父の自然療法は、5本の柱を基本としています。それが、「水療法」「ハーブ(薬草)療法」「運動療法」「食事療法」「規則正しい生活」の5つです。この5本柱で、「ホリスティックアプローチ」、つまり身体全体に自然治癒力を働きかけ、心身のバランスをよりよく保つ方法を提案しています。

温度差と利用する「水療法」 水療法は、冷たい水と温かい水の温度差による水の刺激や水圧を利用し、身体の抵抗力を強化することを目的としています。 水の温度差による刺激が皮膚を通じて神経や血管などに伝わり、心臓や血液循環機能を強化したり、神経を落ち着かせる効果があるといわれています。 水療法は正しく行うことができれば、全身浴や半身浴、足浴といった方法で自宅で行うことも可能です。具体的な方法は、温水に5分ほど浸かった後、冷水を5〜10秒かける。これを3回ほど繰り返します。この温度差が、血液循環をより活発にしてくれるのです。
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心身に働きかける「ハーブ療法」アロマテラピーなど、日本でもハーブを利用した商品が多く出回るようになりましたが、まだその効果を実感する人は少ないかもしれません。 もともと、ハーブは病気やケガを治療する目的で、古代の人々が利用していたといわれています。そのハーブの花や葉、根、樹脂、果皮などに含まれる香りのエッセンスを抽出したものがエッセンシャルオイルです。 ハーブの特性が十分に含まれたエッセンシャルオイルは、入浴のほか、飲む、食べる、塗るなどの方法で利用されています。皮膚からハーブのエッセンスが身体に吸収されることで、ハーブの効果が心身ともにバランスよく働きかけます。

アメリカンファーマシーが伝えるもの日本では、健康なライフスタイルを目指す「ロハス」や「アンチエイジング」という言葉がここ数年で登場しました。 しかし、1950年から創業しているアメリカンファーマシーでは、日本でこれらの言葉が流行る以前から、より健康で美しく豊かなライフスタイルを目指すことを目的とし、『クナイプ』をはじめとしたさまざまな商品を提供してきました。 本当に豊かなライフスタイルを維持するためには、流行にとらわれることなく、本当に良いものを探し出し、使い続けることにあるのではないでしょうか。アメリカンファーマシーは、長い歴史のなかでこのような理念を培かって参りました。そして、この想いを皆様に伝え続けていくことは私たちの使命でもあるのです。

クナイプ社のバスソルト、バスタオルクナイプ社のバスソルトは、地底470mから汲み上げた2億5000年前のソルトウォーターを利用しています。48時間以上かけて水分を蒸発させ、自然冷却で結晶を精製しており、ミネラルが豊富に含まれています。その結晶にハーブのエッセンシャルオイルを直接吹き付けたものがバスソルトです。天然の塩で発汗が促され、さらに開いた毛穴からエッセンシャルオイルのエキスが吸収されやすくなります。 またバスオイルは、エッセンシャルオイルがベースとなっているので、バスソルトと比較するとハーブのエキスはバスソルトよりも多く含まれています。ドイツでは、アロマ気分がより楽しめるバスオイルの方が主流となっているようです。